名探偵

書籍

名探偵として知られている人物といえば…、「シャーロック・ホームズ」です。
物語の中の人物ではありますが、知らない方はいらっしゃらないのではないでしょうか。

シャーロック・ホームズは知っていても、実際に小説を読んだ方はいらっしゃいますか?
私は知っていても読んだことがなかったので、数年前に読んでみました。
作者が医者だったため、トリックなどもそれに関連したものが多かった印象があります。

今回は、シャーロック・ホームズシリーズの最初の物語である『緋色の研究』の中で、思い出に残ったセリフを書きます。
ネタばれになる可能性があるため、苦手な方はお帰りください。

…日の下に新しきなし、ですよ。すべてかならず前にあったことの繰りかえしにすぎないんだからな。

シャーロック・ホームズ シリーズ 緋色の研究

こちらは、この物語の主人公であるホームズのセリフです。
目の前にある壁が、自分にとっては新しく取り掛かりづらいものと認識しがちです。
そう捉えることによって、問題が解けなくなってしまいます。

私も含めてですが、ホームズのように自分も他人も客観的に捉えることができない方が多いと思います。
目の前に起こっていることは、今まで起こったことが形を変えて存在しているものなのだとわかる言葉だと思います。
だから、自分の目の前に現れた壁は、いくら逃げたとしても形を変えて、同じように自分の目の前に現れるということでもあるのかな…と感じました。

自分の問題に向き合うことは、とても怖いです。
逃げたくなることもあります。
でも、逃げている自分がカッコ悪く感じて、そんな自分を好きになれなくて、どんどん嫌いになって…という悪循環に陥るよりは、自分の人生を楽しむために逃げてはいけないなと感じています。

私は、色々なものを斜めに見て世の中をわかっている風にして…、自分には力がないのに偉そうにして、自分の都合の良いように他人が変わってくれたらいいのにと考えている、ひねくれて性格の悪いマイナス思考の自分が大嫌いでした。
でも、自分が変われば、それに見合った環境に自然に巻き込まれていくのだと知ってからは心が楽でした。
まだ、世の中を冷めた目で見ている部分は勿論あります。
けれどあの頃よりはずっと前向きに、物を見られるようになったと思います。
よく「あの頃に戻りたい…」と言われている方がいらっしゃいますが、私は戻りたい過去がありません。
今の生活が、一番良いと感じているからです。
これからどんな状況になっていくかは分かりませんが、せっかく自分で選んだ選択肢を間違っていたなんて思いたくないです。
私は、そんなに軽い気持ちで人生を選択してきたわけではありません。

物語のお話からだいぶ外れてしまいましたが、今までもこれからも、自分の選択肢を失敗にしないために行動していきたいです。

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